モーターについて
スロットカーのモーターの配置方法は、
○インライン(たて)
○サイドワインダー(よこ)
○アングルワインダー(ななめ)
の3タイプが有ります。
モーターの配置については走行性能や車体のスペースの使い方、
パーツ点数(=商品のコスト)に大きく影響します。
つまり、“走らせる”という事が前提のスロットカーにおいては
非常に重要な要素になるワケです。
インライン
車体と同じ向きにモーターを配置する形で(縦置き)スロットカーの中では非常にオーソドックスなスタイルです。
重量物(=モーター)が車体の真ん中にあるので、走りは全体的に安定志向です。
大小、いろいろなモーターを試すことができたり、パーツの汎用性も高いことが特徴です。
サイドワインダー
車体に対して後方に横向きにモーターを配置する形です。
“ショートカン”と呼ばれる小さいサイズのモーターのみで使うスタイルで、必然的に使用できるモーターの種類も決まってしまいます。
重量物が車体後方にあるため、トラクション効率はいいですが、リアヘビーになってしまいます。
インラインと比べると安定感には欠けますが、重量バランスとモーターとギアのロスの少なさからスピードを重視するクルマに採用されることが多いです。
アングルワインダー
サイドワインダーと基本的には同じですが、今度はモーターが大きい(ロングカン)サイズになっています。
そのため、モーターを少し斜めにオフセットしていることが特徴です。
ギアの効率がよく、またサイドワインダーと比べるとより重い(=大きい)モーターが車体の後方に配置しているので、トラクションは非常に高くなります。
モーターサイズが大きいので、その分モーターのマグネットがレールに対して効くので、サイドワインダーと比べると重量物の“振られる”感覚は少なくなります。
ただし、モーターが大きいため、マグネットは車体の中央の搭載となってしまうので、マグネットの自由度は低くなります。